オートロックマンションのエントランス鍵交換。シリンダーの不具合による鍵交換。マスター装置付きMIWA製KS112

オートロック(マンション共用部)シリンダーの交換

IMG_1010

練馬区桜台のマンション管理者様から1か月程前に、連絡を頂きました。マンション入り口のオートロック鍵の調子が悪いので至急交換か修理をして欲しいという内容でした。早速現地にお伺いし症状を確認したところMIWA製のキースイッチURKS112が付いていました。更に細かく見ていくとシリンダー部分のパーツが壊れており到底修理では直せそうにありませんでした。そこでシリンダーの交換をする事になったのですが、このタイプのシリンダーはマスター装置付きシリンダーと呼び、居住者の方が1本の鍵でエントランスオートロックの鍵とお住まいの部屋の鍵を両方開けれるようプログラムされ作られている為、当社が在庫で持っている鍵に交換してしまうと、居住者の方がオートロックの鍵を開けれなくなってしまう事になっています。しかしマスター装置付きシリンダーは、メーカーに発注し住居情報などを調べてから作成される為、商品納品まで1か月前後期間がかかってしまうのです。その旨をマンション管理者様にお伝えすると、1か月間なんとか我慢するからマスター装置付きのシリンダーに交換して下さいとの依頼でした。

そこから1か月経過した本日、商品が納品された為、オートロックシリンダーの交換に再度お伺いさせて頂きました。

オートロックシリンダー UR KS112 の取り外し

早速交換作業に移ります。このオートロックに使われているシリンダーは外側のプレートを取り外さないと交換する事が出来ない為、まず外側のプレートを外します。この際壁側から出ているコードと外側シリンダー部分から出ているコードが連結(自動ドアを開ける際の信号を送る為)されている為切り離します。するとこのようになります。

壁側

IMG_1011

外側プレート

IMG_1012

このタイプのシリンダーは、外側のプレートについています。このプレートからシリンダー部分を取り外します。するとこのようになっています。これが、オートロックシリンダー(URKS-112)の本体部分になるのです。

IMG_1013

オートロックシリンダー UR KS112 交換作業

このシリンダーを新しいものに交換します。交換する際外側プレート裏面の付け根部分と固定するネジ部分を確実にしっかりと固定します。この双方どちらかが、少しでも緩んでしますと、鍵穴部分が鍵を差し込む毎にグラグラ回ってしまったり、鍵穴部分が穴の中に落ちてしまったりと不具合が起こりやすくなるからです。

IMG_1016

IMG_1018

しっかり固定されている事が確認できたら、壁側から出ているコードと、シリンダー部分から出ているコードを再び繋ぎ直し、外側プレートを取り付ければ作業完了です。

IMG_1020

鍵屋のアドバイス

鍵はいつまでも使えるものと思われがちですが、いわば消耗品なのです。使っていけば使っていく程壊れるリスクは高まるのです。またオートロックシリンダーはマンション共用部にある為、居住者の方が出入りの際必ず使う場所である為、使用頻度もかなり高まり、消耗するスピードも早まるのです。今回のように、居住者の方が多く住まれている中マスター付きオートロックシリンダーが壊れてしまってはかなり大変です。居住者の方は家に入る事が出来なくなってしまい、尚且つマスター付きのシリンダーともなると受注生産な為交換するまでも日数がかかってしまうからです。そうならない為にも、マンション管理者様や大家様は不具合が起こっていない時点から、予備にマスター付きオートロックシリンダーを持っておくことをお勧めします。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です